ナプキンの歴史.1
今、当たり前になっている使い捨ての紙ナプキン。実は歴史は浅く現在のような紙ナプキンが使われるようになったのは約50年ほど前からなのです。
それまでは古くなった衣類な手ぬぐい、ガーゼなどで脱脂綿を自分で包んだ手製のものでした。
戦時中は布などの綿花は原料不足となり、代用品としてチリ紙を使ったそうです。
また戦火の下、生理が止まってしまう女性も多かったらしく、戦争時の悲惨さの一面が伝わってきます。
終戦後、1961年にアンネナプキンが発売され、今主流となっている使い捨てナプキンが始まりました。その後、高分子吸収剤を使うことで、吸収力が高まり、薄く、使いやすい形にと改良されていきました。
女性の社会進出が増えてきたこともあり、使い捨てできる紙ナプキンは飛躍的に使用者が増えていきました。
少し前までは自分で、作ることが当たり前だったナプキンがたった50年の間に、「布ナプキンなんてあるんだ!」と言われるようになったのは驚きです。
そしてまた、布ナプキンが見直されつつあり、オシャレに使いやすく変化しているのもなんだか時代の流れを感じます